春の雪 新酒蔵出し ~武重本家酒造
春分の日。信濃路旧中仙道の宿場町茂田井の恒例の蔵出し・酒蔵開放の日が今年もやってきました
2,3日前からの天気予報通り、長野県内はやはり春の雪が・・・ 明治元年(1868年...150年前!)創業の武重本家酒造は、佐久市の観光ポスターにいつも使われているこの建物も含め、屋敷も蔵も国の登録有形文化財。
浅間山や八ヶ岳など名峰に囲まれた佐久市は、市内の中央を一級河川・千曲川が縦断する風光明媚な地域です。武重本家は、明治元年(1868年)、十二代当主が酒造の権利を得て酒造りを始めました。現在は十六代当主がその伝統を受け継ぎ、生元(きもと)造りによる個性豊かな地酒「御園竹」を醸しています。
代表銘柄の名の由来:
「御園」は皇室を意味しますが、そこに武重本家の家紋である「竹」の一文字を加え、代表銘柄「御園竹」の名が完成しました。ちなみに、もう一つの代表銘柄である「牧水」は、かつて同蔵元に逗留した歌人・若山牧水にちなんでいます。
明治後半から大正時代、 お酒の好きな若山牧水がこの武重本家酒造に逗留し、その時読まれた3首が刻まれた歌碑・・・・も雪に見舞われて。
よき酒と ひとのいふなる御園竹 われもけふ飲みつ よしと思へり
しらたまの 歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり
ひとの世に たのしみ多し 然れども 酒なしにして なにの楽しみ 酒を愛し 旅を愛し 自然を愛した歌人
若山牧水(明治18年~昭和3年 43歳没)宮崎県日向市の医家に生まれる 早稲田大学 生涯9000首の歌を詠み、全国に最多の300もの歌碑がある。さて毎年春分の日に行われる蔵出し・酒蔵開放の行事、今年で20回目だそうだが、なんと生憎の雪の日に。
富山からも駆けつけた私であるが、時には東京の従兄弟夫婦もやって来たり、近隣のいとこたちや、遠方安曇野に住む友人も来てくれたり、試飲試食コーナーはごった返し、懐かしい出会いの場にもなる。
突然の雪降りしきる中、どどどっと大勢の人がやって来た
新酒試飲・・・お酒好きにはこれがメイン
自家製野沢菜漬けをおつまみに、信州式酒の飲み方
江戸時代からの酒造りの道具が展示されています そもそもここの地名茂田井(もたい)も古い酒造りの道具の名前
ところで、10年前に日本アカデミー賞を受賞した『たそがれ清兵衛』は山田洋次監督がここにオープンセットを作り撮影したが、今年5月25日(金)に公開される山田洋次監督の『妻よ薔薇のように~ 家族はつらいよⅢ』も昨年秋にこの敷地内で撮影され、山田洋次監督とお話することができた私



その前売り券も特別販売されてばっちり買って来た。
映画についてインタビューを受ける武重有正社長は東大工学部出身工学博士です
武重社長と山田洋次監督、柳田佐久市長、俳優の西村まさひこ、夏川結衣さん 昨年11月
この辺の風景も映画に出てくるようです
こちらは今日はお茶の休憩所に 降る雪はなかなか風情もあります
さて、10時の開場を機にごった返した敷地内、醸造所などの見学もあり、また手打ちそば、麹のゼリーや甘酒、コロッケ、パンなども振舞われたり販売されたり。
私の目指すところは二十六(どぶろく濁酒)系の「二十六ライト」とスパークリング「泡泉花(ほうせんか)」、季節限定なのでつい・・・・もちろん「御園竹」や「牧水」の主流銘柄や、この蔵出しで新酒販売される「春花見」も魅力的!
1時間半かけて雪の中をかけつけてくれた友人夫妻、そしてそのお嬢さん、嬉しい出会いです!
このかたは、母親の里が茂田井という共通項で知り合ったfacebookトモダチ。横浜から友人とはるばるいらして初対面。幼い時や子ども時代によく来たこの茂田井の地が懐かしいそうでした。
このたび方々の酒好きへのお土産や自分用に買って来ました

折しも、お彼岸でもあり、帰り際に、小高い丘を上り、父のお墓にお詣りして来ました。酒好きだった父に「牧水」を5分だけお供えして(笑)
母の健康と父の孫たちの安泰をお願いして
母の健康と父の孫たちの安泰をお願いして



















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