平川祐弘先生の著書

あれから平川先生の著書をアマゾンで注文すると(古書も含め)、ここのところ毎日我が家へ届きます。

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数多の中から、読めそうなもの(先生の著書はみな圧巻の単行本が多いので)を選んで注文しました。
この年末の忙しさの中で(私はbedside readingが多いから忙しさとは関係ないかな)、一番入りやすいもの、どれを真っ先に読み始めたと思いますか?

これです。
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             2009年12月25日発行 弦書房

先生の専門の研究ではなくて、まず先生の素顔に迫りたい!と選んだこの随筆集を開くと、大当たりでした。 これは私の大好きな分野、“自伝的回想”だと先生は後書きに書いています。2009年12月、今から3年前の発刊で比較的新しいのも嬉しい。ただし書かれたのは、2003年以降のもののようですが。

でも、決して柔らかい日常生活的なエッセイではなく、読んだ本を中心に先生の思い出や知識が付け足され、その本に対する感想や批評もかなりsolid なもので、先生の思想や姿勢を感じることができます。

先生が東大を60歳で退官し、福岡の大学で教えていらしたとき、熊本日日新聞から依頼され、2003年ごろから数年間、毎週連載した1200字の随筆を内容的に分けて(それが読みやすい!)まとめたものとか。前書きから読み始めても、その言葉遣いに唸らされ、ほんとうに嬉しく本を抱きしめました!幾篇か読んでみると、先生はかなりはっきりと意見を言われるかただとわかります。 

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先日、私よりも早期から同じく平川先生に傾倒している?松井Kさんのお家で(彼女は英語を通じて30年来のお付き合い)、彼女が持っている平川先生の著書を数冊(彼女は先生から直接頂いたものもある)見せてもらい、それを参考に私が注文すべき本を決めたのでした。その時はまだこの本の話題は出なかったけど。

まだ昨夜読み始めたばかりですが、3部の構成になっています。

Ⅰ 書物と本  
(先生の幼い頃からの読書遍歴で、100冊にわたるお馴染みの本にまつわる思い出や解説が書かれている)

Ⅱ 東大駒場学派 ― 1コンパラティストの回想 

(先生の学者としての専門分野・比較文学に関わるエッセイや本について)

Ⅲ日本語空間の外へ ― 文化の三点測量

(日本における外国文学の盛衰、天皇家のまつりごと、国際派と非国際派、橋下発言(あの橋下知事です)、などなどの50編の随筆)
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松井さんはまだこの随筆集のことを知らないはず。教えてあげたら喜ぶだろうな~~。共に共感できる人がいることは嬉しく幸せなことだとしみじみ思います。先日は2時間も、用件はそっちのけで平川先生の情報を語り合ってしまいました。それにしても松井さんの平川著書は、完読して3冊ほど付箋がびっちりはさんでありました。私よりも16歳も大先輩ですが、その知への探求心には頭が下がります。

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