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木村監督が観客の前で涙した記念すべき日 1年前の6月13日は『劔岳 点の記』が富山先行ロードショーで、全国に先駆けてファボーレで公開された思い出深い日だった。ふと、1年前のあの興奮が甦った。監督とそして映画関係者と観に来たお客でファボーレはごった返していた。 監督は前日もまだ震えていた(怯えていた)。「明日は絞首台だ」「お客が集まらなかったら・・」と。 だから、満杯の客席を見てこの3年の緊張がどっと壊れたのだった。しかし、そのあとも「初日が成功でも1週間で客が来なくなる映画もある・・・」とずっと疑心暗鬼、その年の最後まで、数度の舞台挨拶など、「わが子」の面倒を見続けた。 この日を迎えたことが軌跡に思えた・・1009/6/13 1年目のロケ最終日・芦峅寺嶋家1007/10/23 2年目ロケ最終日・常願寺川河川敷2008/7/24 雄山神社より独り全国47都道府県キャンペーンに出発2009/1/27 まさに命がけ、決死の覚悟で映画を撮り続けた木村監督だった。こんな巨大な壁に挑戦した人を身近に見たことはなかった。だから今年数々の賞を受賞した監督は、その壁の厚さ高さからして驚くべきことではないと思っている。 常々、苦しみなき成功はないと信じているので、木村監督は何を与えられようと十分それに値するのだ。 最近の賞では「藤本賞」 6月3日(北日本新聞より) 「今までの賞の中で1番嬉しい」と木村監督映画製作者の功績をたたえる藤本賞の授賞式が3日、東京都千代田区の東京会館で行われ、大賞に選ばれた映画「劔岳 点の記」の木村大作監督に表彰状などが贈られた。 「劔岳 点の記」で、延べ200日にわたり立山連峰の過酷なロケを俳優やスタッフと一丸となって敢行し、映像化したことが評価された。木村氏は「ロケは天候に左右されて大変だった。「今まで多くの賞をもらったが、映画作りを評価する今回の賞が一番うれしい」とあいさつ。東宝名誉会長の松岡功選考委員長から表彰状と賞金50万円が贈呈された。 それにしても、『剱岳 点の記』で監督が受賞した賞は、叙勲も含めて・・私の知る限り、というか調べてみると、10指に余るような・・・。おせっかいながら調べてみた。1.日本アカデミー賞最優秀賞(監督賞・撮影賞4回目)優秀賞も2つ 2.キネマ旬報 (監督賞) 3.第52回ブルーリボン賞(作品賞・新人賞) 4.毎日映画コンクール (日本映画優秀賞) 5.大阪シネマフェスティバル (監督賞・撮影賞) 6.北日本新聞特別文化功労賞 7.富山県文化賞特別賞 8.旭日小綬章(紫綬褒章は2003年)................ というわけで、木村監督によると、 「日々、全国北海道から沖縄までの講演で忙しくしているが、今年も撮影隊の登頂記念日には剱岳に登る予定」とか。 「あれから1年ですね。沢山の賞を受賞されましたけど、全部で10くらいですか?」 「いやー、25だよ」 「えっ・・・、そんなに〜〜〜!」 「いろんな地方、県などからのもあるから」 すごい。1週間で消えていく映画もあると聞きますが、陽の目どころか、ここまで栄誉をもたらされて、もはや生涯の悔いはないでしょう。 |
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